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ED治療薬とは~ED(勃起不全)治療薬の全容を分かりやすく解説

ED治療薬とは|ED(勃起不全)治療薬の全容を分かりやすく解説

ED治療薬とは~勃起(ぼっき)不全を改善する画期的な治療薬~

ED(勃起不全)は、実は多くの男性が悩んでおられる疾患です。
EDとは、性交時に十分な勃起が得られず、もしくは勃起が維持できず、満足な性交が行えない状態を指します。

EDに悩んでいる男性は1,130万人との調査報告もあります。
「いつもではなくても時々、性行為が出来ない」という男性は、4人に1人という割合です。
「加齢だから仕方ない」「仕事のストレスが大きいから仕方ない」と諦めるのはまだ早いです。

現在は様々な治療薬が販売されています。

30代・40代の働き盛りの方はもちろんですが、60代・70代の方も「もっと早くから治療をすれば良かった」とコメントされる方が多くおられます。
少しの勇気を持ってEDと向き合い、快適な性生活を実現させましょう。

目次

  1. 勃起が持続しない、維持できないはED?そもそもED(勃起不全)とは、どういう症状なの?
  2. 主なEDの症状
  3. 勃起のメカニズム
  4. ED治療薬・勃起薬・精力剤の違いを知りたい
  5. ED治療薬の効果作用を知りたい。ED(中折れ含む)の方、必見!血流促進で勃起力改善!
  6. ED治療薬はPDE5を阻害する
  7. 血流改善によってED改善
  8. どんな人が飲むの?~ED治療薬の適応症~
  9. 勃起力を回復させるED治療薬~別名PDE5阻害薬とは~
  10. PDE5阻害薬の作用機序
  11. PDE5阻害薬とよばれる代表的な成分。
  12. ED治療薬を飲みたいけど副作用がこわい~代表的な副作用や持続勃起症~
  13. ED治療薬の代表的な副作用
  14. 勃起がおさまらないこともある~持続勃起症(プリアピズム)~
  15. ED治療薬の注意事項と併用禁忌を知っておこう
  16. ED治療薬の注意事項
  17. 併用禁忌とは
  18. ED治療薬の併用禁忌
  19. ED治療薬には、さまざまな種類がある
  20. 世界初のED治療薬バイアグラについて
  21. 効果と特徴
  22. 有効成分シルデナフィル
  23. シェア率世界一のED治療薬シアリスについて
  24. 効果と特徴
  25. 有効成分タダラフィル
  26. 国内で2番目に認可されたED治療薬レビトラについて
  27. 効果と特徴
  28. 有効成分バルデナフィル
  29. 第4のED治療薬ステンドラについて
  30. 効果と特徴
  31. 有効成分アバナフィル
  32. 精力増強剤(サプリメント)について
  33. 精力増強剤(サプリメント)の効果作用
  34. 精力増強剤(サプリメント)の主な成分
  35. ED治療薬を比較して自分に合った治療薬を見つけよう~
  36. 正しい飲み方をするのが大事~ED治療薬の服用方法(用法用量)~
  37. それぞれの服用タイミング
  38. 服用間隔を守りましょう
  39. ED治療薬は新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)がある~その違いとは~
  40. 新薬(先発医薬品)とは
  41. ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは
  42. 治療費用の違い
  43. ED治療の費用を抑えたい。ジェネリック医薬品は安全?
  44. ED治療薬にはさまざまな形状・剤形タイプがある
  45. ED治療薬の気になる入手方法~病院と個人輸入通販~
  46. 病院で処方
  47. 個人輸入代行サイトで通販購入
  48. ED治療薬の偽物には十分注意しましょう
  49. 知識を持ったうえでED治療薬を使用しましょう

勃起が持続しない、維持できないはED?
そもそもED(勃起不全)とは、どういう症状なの?

主なEDの症状

EDの症状は、患者さんによってさまざまです。

「性的刺激を受けると興奮状態にはなるけれども、勃起を得られない」「勃起までに時間がかかる」「勃起状態を維持できず、中折れしてしまう」「最後までたどり着かない」「ニンニクやマカ等、自然由来の精力剤を摂取しているが十分に満足できる性交が出来ない」「性行為に自信が持てない」などが挙げられます。

インターネットで無料のEDセルフチェックなどもありますので(もちろん個人情報は入力不要です)、気になる方はお試しください。

EDの原因も、人によって様々です。
仕事のストレス、加齢、疲れの方もいらっしゃれば、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が原因となっている方もいらっしゃいます。

ストレスなどが原因のEDを、心因性EDと言います。
高血圧や脂質異常症、糖尿病を放置し動脈硬化が見られ、血液循環が悪くなっていることなどが原因のEDを、器質性EDといいます。

薬剤性EDという、他の疾患で服用しているお薬が原因でEDになっていることもあります。

共通して言えるのは、性的刺激を与えられても、勃起状態を得られないもしくは維持できず、パートナーと満足できる性交を行えないということなのです。

勃起のメカニズム

性的刺激が与えられると、脳から神経を通って信号が送られます。
すると、陰茎の海綿体と呼ばれる場所の血管が拡張し、血液が流れ込みます。

もう少し詳しく申し上げると、性的刺激により脳から神経を介して一酸化窒素(NO)が放出され、陰茎の中でcGMPという血管拡張物質が増えます。
射精を終えるなど性的興奮が収まると、PDE5という酵素によってcGMPの量が減り、陰茎海綿体の血流量が減少し、勃起が収まるという仕組みです。

PDE5という酵素はcGMPを分解する役割を持っているのです。
PDEにはいくつかの種類があり、(アイソザイムといいます)PDE1~11が発見されていますが、陰茎海綿体への血流増加に一番重要なポジションを占めているのがPDE5です。

PDE5が存在しなければ、勃起状態がずっと続くことになってしまいます。

健常な男性は、cGMPとPDE5のバランスがうまく保たれており、体自体が通常の状態と勃起状態を作り出しているのです。

ED治療薬はPDE5の働きに注目したお薬で、ストレスやその他の原因でバランスを崩し、勃起不全になっている状態を助ける役目を持っています。
ただ、禁忌事項(禁止されている条件)もありますので、正しい知識をつけましょう。

ED治療薬・勃起薬・精力剤の違いを知りたい

勃起しない、中折れする…といった悩みを改善しようと勉強を進めていくと、実に様々な製品・食品などが出てきます。

どんな種類の治療薬があるのだろう?と思われる方もいらっしゃることと思います。
よく耳にする言葉である「ED治療薬」「勃起薬」「精力剤」の違いを説明いたします。

「ED治療薬」とは、陰部に血流を増加させ、勃起を促す医薬品のことです。
「勃起薬」も「ED治療薬」と同義として使用される言葉です。

バイアグラシアリスレビトラなどが知られていますが、価格が安くトライしやすいジェネリック医薬品や、個人個人で用量を調整できる輸入品などが該当します。

一方で、「精力剤」とは、広い意味で使われる言葉です。
性機能増強のために使われる薬剤、一般食品の俗称で、医薬品とそれ以外(食品など)に分類されます。

上述した治療薬の他に、性ホルモンの分泌抑制もしくは分泌促進させる医薬品や、滋養強壮剤や疲労回復剤のことを間接的に精力増強効果があると謳う製品もあります。

テストステロンというホルモン剤や、スッポンやマカやニンニクといった食品、前述のED治療薬、これらすべてを合わせた総称が「精力剤」です。
自分に合った治療を見つけて、快適な性生活を送りましょう。

ED治療薬の効果作用を知りたい。ED(中折れ含む)の方、必見!
血流促進で勃起力改善!

ED治療薬はPDE5を阻害する

ED治療薬と呼ばれるものは、PDE5阻害剤というお薬です。
勃起のメカニズムの中で、重要な役割を担っている酵素の一つがPDE5です。

健康男性においては、性的刺激を受けると脳から神経を通りcGMPという物質が産生され、陰茎の血管が拡張し、陰茎海綿体へ流れ込む血流量が増加し、勃起します。

性的刺激が解除されると、PDE5が分泌され、陰茎海綿体の血管が収縮し、陰茎へ流れ込む血流量が減ります。

そして陰茎は通常の状態に戻ります。つまり、PDE5は勃起状態を阻害する役目を担っています。

逆に、PDE5の働きを阻害すると、陰茎血流量が増加し勃起状態を維持できるというわけです。

ED治療薬の先駆けとして発売されたバイアグラは、元々は狭心症のお薬として開発されていたのですが、良い結果が得られず開発が中止されました。
開発中止後、被験者の男性にお薬の返却を求めると嫌がるケースが多く散見され、理由を問うと、男性機能を高める働きがあることが分かり研究が進められたのです。

前述のようにED治療薬はPDE5を阻害する薬剤ですので、興奮剤として脳に作用する働きはありません。
あくまでも性的刺激を受けたときのみ、勃起力を高める役割を担っています。

血流改善によってED改善

血流が改善されるとは、一体どういうことでしょうか?血流とは、血管に流れる血液の流れのことです。

ゴムホースをイメージすると分かりやすいでしょう。
ゴムホースが柔らかく太い状態で、水が流れやすくなっているイメージが、血流が良い状態です。

一方で、ゴムホースが収縮して細くなり、水が流れにくくなっている状態が血流が悪い状態です。
ストレスや緊張などで血管が収縮すると水が流れにくい状態、つまり血流が悪くなっているということになります。

勃起不全の場合、陰茎に血液が流れにくくなっており、正常な勃起ができなくなっています。
血行不良が原因のEDは、動脈硬化を罹患している40~50代に多く見られます。

動脈硬化は、血管(ゴムホース)が固くなり、内部が狭くなって、血液(ゴムホース内の水)の通りが悪い状態です。
血液がドロドロになっている事も血流の妨げになりますので、生活習慣病の方はEDになりやすいのです。

また昨今は若い患者さんでも、競技用自転車に乗って陰茎部が圧迫され、血行不良が原因のEDになっていることもあります。
ED治療薬の助けを借り血流を良くすれば、悩みを解決できる可能性があります。

注意事項を守って安全に使用するための知識も身に着けましょう。

どんな人が飲むの?~ED治療薬の適応症~

ED治療薬の適応症については、各製剤の添付文書に記載されています。

バイアグラシアリスレビトラの適応症は「勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)」という文言で書かれており、3剤とも同じ適応症です。

日本ではまだ認可されておらず、個人輸入でのみ入手できる第4のED治療薬、ステンドラも、アメリカの添付文書には同様の記載がなされています。

添付文書の記載通り、患者さん自身が「勃起不全により満足な性行為を行えていない」と感じておられれば、服用できるお薬ということです。
チャレンジしやすい服薬治療ですので、一人で悩まずにまずは行動してみましょう。

しかし、ED治療薬を飲んではいけない条件の方もいらっしゃいますのでご注意ください。
詳細は後ほど記載いたしますが、ED治療薬と一緒に飲んではいけないお薬(併用禁忌薬)を服用している方や、持病として不整脈や重度の肝障害、心血管疾患をお持ちの方は、使用が制限されています。

お薬の効果が必要以上に出てしまったり、持病が悪化してしまったりと安全な使用ができない可能性があるからです。
心配な方は服用前に医師、薬剤師へご相談ください。

勃起力を回復させるED治療薬~別名PDE5阻害薬とは~

PDE5阻害薬の作用機序

作用機序をご紹介するにあたり、まずは勃起のメカニズムをお示しします。

男性が性的刺激を受けると、脳から神経を通りNO(一酸化窒素)が産生されます。
NOに反応し、陰茎の中でcGMPが産生されます。cGMPは、血管を拡張する働きを持つ物質です。
このcGMPにより陰茎海綿体に血液が流れ込み、勃起状態になるという仕組みです。

射精などで性的興奮が収まると、今度は勃起を鎮めるために、cGMPを分解する酵素、PDE5が放出されます。
健常な男性であればこのバランスがうまくとれているのですが、ED患者さんはcGMPが不足してしまっています。

PDE5は存在し続けているのでPDE5が優位になり、cGMPの分解が更に進み、勃起不全になってしまうのです。
そこで、PDE5の働きを止める薬剤、いわゆるPDE5阻害剤を服用することでcGMPの分解を防ぎます。

すると血管が拡張し、陰茎海綿体への血液の流れが良くなり、勃起状態を維持することが可能となります。
射精などにより性的刺激がおさまると、血管が収縮して速やかに元の状態に戻ります。

つまり、性的刺激が脳内に入ってこなければ作用しないお薬なので、長時間勃起が続いてしまうということはありません。
あくまでも刺激がトリガーとなって効果を発揮する仕組みです。

PDE5阻害薬とよばれる代表的な成分

ED治療薬の有効成分としては、代表的なものが4つ知られています。
シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、アバナフィルです。

シルデナフィルを含有する治療薬として良く知られている製品が「バイアグラ」です。
アメリカに拠点を置くファイザー社から発売されています。

タダラフィルを含有する成分としてよく知られているのが、「シアリス」です。
イーライリリー株式会社から発売されています。

バルデナフィルを含有する成分としてよく知られているのが「レビトラ」です。
ドイツに拠点を置くバイエル社から発売されています。

日本国内において、医療機関から処方されるのはこの3成分です。

国内で認可されたジェネリック医薬品が存在するのは、バイアグラとシアリスの2種類です。
病院で購入する他に、個人輸入という方法もあります。この場合はレビトラと同じ成分のものもあります。

また、「ステンドラ」という薬剤も第四のED治療薬として耳にされたことがあるかもしれません。

日本では医療機関から処方される薬剤ではありませんが、アメリカのFDAで承認されている成分アバナフィルを含有しています。
こちらは個人輸入する必要があります。

ED治療薬が飲みたいけど副作用が怖い~代表的な副作用や持続勃起症~

ED治療薬の代表的な副作用

ED治療薬の副作用としては、ほてり、めまい、頭痛が挙げられます。
血管を拡張することで血流が良くなるので、こういった症状が現れることがあります。

バイアグラの添付文書によると、臨床試験では頭痛発生率は約10%です。
ほてりなどの血管拡張も10%程度確認されています。

その他の副作用としては、血流が良くなることで、鼻づまりが起きる方もいらっしゃれば、平常時より多くの血液を送り出すことになる心臓に負荷がかかり、頻脈を訴える方もおられます。

ほとんどが一過性のもので、薬剤が体内から消失すると症状も治まります。
頭痛がひどい場合には、一般的な頭痛薬で対処することもできますので、医師や薬剤師にご相談下さい。

また、体格やその日の食事内容、体調によっても副作用が出やすくなることがあります。
その場合は、服用している薬剤の量を減らす、通常は空腹時に飲んでいるところを食後30分経ってから服用する、などの対処が有効な事もあります。

空腹時は吸収が良くなっていますので、食後服用では多少ゆるやかに薬剤が吸収されるのです。
かかりつけ医師、薬剤師にご相談下さい。
勃起薬の種類を変えたり、用量を変えたり、飲み方を工夫することで副作用を回避できることがあります。

勃起がおさまらないこともある~持続勃起症(プリアピズム)~

一般的に、ED治療薬の持続時間は4時間と言われています。
各薬剤成分にも因り一概には言えませんが、個人差を加味しても3~6時間です。

ED治療薬の働きとしては前述のとおり、性的興奮を促す薬剤ではなく、性的刺激を受けた場合にのみ、陰茎への血流を増加させる薬剤です。
興奮剤としての作用はありません。

したがって、1日以上勃起状態が持続する場合は異常です。
この症状が出た場合、出来る限り早く泌尿器科を受診されることをお勧めします。

この勃起が続き過ぎる状態をプリアピズムと言います。

陰茎海綿体へ送り込まれた血液の戻りが悪く、血のめぐりが悪くなって次第に組織が壊死してしまう静脈性持続勃起症と、陰茎海綿体の動脈が破れ、新しい血液がどんどん陰茎へ流入し続ける動脈性持続勃起症があります。

とくに静脈性勃起持続症の場合は、発症後、半分が勃起障害になるというデータもあり、緊急治療が必要ですので、可能な限り早く医療機関を受診して下さい。
固い勃起で痛みを伴う場合、静脈性持続勃起症を疑う症状です。

一方、柔らかい勃起で痛みを伴わない場合は、動脈性持続勃起症で緊急性は低いことが多いですが、医師または薬剤師へご相談されることを推奨します。

ED治療薬の注意事項と併用禁忌を知っておこう

ED治療薬の注意事項

ED治療薬だけではなく、様々なお薬に様々な注意事項が設定されています。
せっかくED治療を開始されるのですから、安全に使用する為に注意すべき点を知っておくことはとても重要です。

多くのED治療薬に共通する注意事項として、硝酸剤等を飲んでいる方の服用は禁止されています。

のちに併用禁忌として詳細を述べますのでご確認下さい。

心血管障害や脳梗塞の経験がある方、腎機能障害・肝機能障害の方、水虫のお薬を飲んでいる方も医師の判断により安全性が担保できなければED治療薬を飲めないことがあります。

お酒はリラックス効果が得られるので少量の飲酒は問題ありませんが、大量に飲酒すると効果が得られなくなりますのでやめましょう。

食事の注意事項としては、グレープフルーツジュースなど柑橘系の果肉や果実を摂取しないことが挙げられます。
グレープフルーツジュースが含まれたチューハイ、カクテル類にも注意して下さい。

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸がお薬の代謝を阻害し、お薬の副作用が強くなり、頭痛やほてりなどを感じる可能性があります。
入手経路も様々ですが、自己判断で薬の通販を利用する場合には、注意事項をしっかり把握し自分の身を守りましょう。

併用禁忌とは

お薬には、使用の際の説明書として「添付文書」というものがあります。
ED治療薬にも勿論添付されていますし、インターネットでも確認出来ます。

添付文書の中に「併用禁忌」と書かれた項目があります。
「併用禁忌」とは、「【絶対に】当該医薬品と一緒に飲んでは(もしくは、食べては)いけません」と決められているお薬や食品のことです。

添付文書の冒頭「禁忌」の中に記載されますが、「相互作用の項参照」と書かれ、「相互作用」の項目にも二重に書かれます。
何度も書かれるほど、注意が必要ということです。

お薬を開発した製薬会社が、臨床試験を行う際に危険性を予想し、併用禁忌薬を決定し、厚生労働省もそれらの危険性を認めているものです。
併用禁忌とは別に「併用注意」という項目もありますが、こちらは「【絶対に】一緒に服用してはいけない」という厳しい項目ではありません。

しかし、併用には注意が必要で、患者さんの状態や、お薬を併用しなければ生死にかかわるといった状況下で、医療関係者が熟考のうえ、併用されることもあります。

お薬が発売されてから数年経ってから、併用注意が併用禁忌に変更されるような場合もありますので、情報をアップデートしておくことが大切です。

ED治療薬の併用禁忌

シアリスの添付文書によると、硝酸剤およびNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド)、sGC刺激剤リオシグアト(アデムパス)が併用禁忌に挙げられています。
硝酸剤およびNO供与剤については降圧作用を増強し、めまいふらつきなどが現れる危険性がある為、絶対に一緒に飲んではいけません。

バイアグラの添付文書には、シアリスに書かれている薬剤に加え、アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)と記載があります。
アミオダロン塩酸塩によるQTc延長作用、つまり不整脈が出たり、心臓に負担がかかってしまう可能性があるのです。

EDの改善作用だけに注目しているとこういった落とし穴があります。

レビトラの添付文書には、シアリスに書かれている薬剤に加え、CYP3A4を阻害する働きを持つ薬剤は併用禁忌と書かれています。
簡単に言うと、お薬を代謝して体内から排出する役割を持つ大事な酵素の働きを妨げるお薬です。

一緒に飲むと体内からの排出が滞り、お薬が体に溜まってしまうため危険なのです。
身近な水虫のお薬であるイトラコナゾールの禁忌ですし、抗不整脈薬なども該当するものがあります。

もし何か持病でお薬を飲まれている場合は、ED治療薬服用の前に医療機関へご相談下さい。

ED治療薬には、さまざまな種類がある

勃起を維持するED治療薬と言っても、様々な種類があります。

成分別にみると、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、アバナフィルの4種類があります。

更に、シルデナフィルを含有する薬剤としては、医療機関でよく耳にするバイアグラ、そのバイアグラのジェネリックなどが存在します。
中でもバイアグラジェネリックには、通常の錠剤に加え、水なしで飲めるODというタイプも販売されています。

水なしで飲めるタイプのメリットは、誰にも気づかれずに手軽に服用できることです。
タダラフィルは、シアリスという名前の医療用医薬品として知られています。

有効成分によっては日本で認可されたジェネリックが存在するものと、そうでないものがあります。

薬剤費を抑えたい方は、かかりつけ医師や薬剤師にご相談ください。また、保険が適応になる場合とそうでない場合があります。
糖尿病など生活習慣病が原因のEDであるなど保険がきく場合もありますが、一般的には保険外診療です。

事前に医療機関へご確認下さい。
医療機関へ受診する時間のない方は、インターネットでも購入することが出来ます。

この場合、ご自身が安全に服用できるよう安全性情報も収集しておくことが大切です。

世界初のED治療薬バイアグラについて

効果と特徴

バイアグラは、1998年にアメリカに拠点を置く大手製薬会社、ファイザー社から発売されたPDE5阻害剤で、サプリや強壮剤などとは機序が異なる医療用医薬品です。

当時は狭心症治療薬として開発されていましたが、開発途中で勃起不全を改善できることが分かりED治療薬として治験が始まりました。
世界初のED治療薬として注目され、現在に至るまで愛用され続けています。

歴史がもっとも長いED治療薬であり信頼度の高い大手製薬会社が発売しているという安心感がある製剤です。
他の薬剤と比べると、比較的食事の影響を受けやすい製剤であるようですが、個人差があります。

空腹時に服用できなければ食事内容を工夫するなど、対策をとることもできます。
あっさりした食事にする、食事量を腹八分目以下にとどめるなど、ご自身に合った対策を心がけることでより良い効果を得ることが可能です。

どうしても食事を摂らなければいけないのであれば、服用後30~40分経ってお薬が体に吸収されてから食べるようにしてください。

アルコールについては、少量であればリラックス効果が期待できるので控える必要はありません。
他剤と同様、大量の飲酒は避けることが推奨されています。

有効成分シルデナフィル

PDE5を阻害し、陰茎への血流量を高めることで勃起を促し維持できる薬です。
バイアグラ25mgには有効成分としてシルデナフィル25mgが、バイアグラ50mgには有効成分としてシルデナフィル50mgが含まれます。

シルデナフィルは、1998年にアメリカで勃起不全改善薬として販売が開始され、夢の薬として脚光を浴びました。
世界中で使用され、データも蓄積されてきました。

ニトログリセリン(硝酸エステル薬)を服用している患者さんが自己判断で個人輸入し、服用した結果、心停止するという事件も発生しましたが、現在は「禁忌」「併用禁忌」として記載されており、そういった患者さんには服用が禁止されています。

シルデナフィルを含有している薬剤には、様々な剤形が用意されていることも特徴です。
水なしで飲めるOD錠、ODフィルムタイプや、日本で認可されたジェネリックもあります。

効果が得られるまで30~60分、持続時間は25mgで4時間、50mgで8時間と言われています。
シルデナフィルには、陰茎に限らず様々な部位の血管拡張作用があることから、ED以外の疾患にも開発が進められています。

バイアグラを筆頭に様々な種類のシルデナフィル製剤がありますので、比較して自分に合ったものを見つけやすいかもしれません。

シェア率世界一のED治療薬シアリスについて

効果と特徴

シアリスは、アメリカのイーライリリー社から発売された勃起不全改善薬です。

日本では2007年に発売され、イーライリリー社から日本新薬社へ販売移管されました。
5mg、10mg、20mgの3つの規格が販売されています。

勃起の効果と副作用のバランスを見ながら個人個人に合わせて飲む量を決定できるお薬であるといえます。

シアリスの特徴は2つあります。
バイアグラ、レビトラと比べて作用時間が36時間と最も長く、食事の影響を受けにくい薬剤なので食前に服用することも可能であるということです。

遅効性で持続時間が長い薬剤なので、ライフスタイルに合わせて服用することが出来ることがメリットです。
ゆっくり吸収されるので、服用は性行為3時間前が推奨されています。

バイアグラは性行為30分前空腹時、レビトラについては性行為15~30分前の空腹時に服用することが勧められていますが、シアリスだけは3時間前に服用することにご留意ください。

アルコールについては他剤と同様、少量であれば可能です。
100カ国以上で発売され、2013年にはED治療薬のシェア40%以上を獲得したお薬です。様々な製薬会社からシアリスジェネリックが販売され、世界中で使用経験が蓄積されている、信頼性の高い薬です。

有効成分タダラフィル

シアリス5mgには有効成分としてタダラフィル5mgが、シアリス10mgには有効成分としてタダラフィル10mgが、シアリス20mgには有効成分としてタダラフィル20mgが含有されたPDE5阻害薬です。

シルデナフィル等と同様の作用機序です。
1点異なるポイントは、タダラフィルはブロックのような大きな構造をしているので、ゆっくりと体内に吸収されるため、36時間という長い持続時間を誇るという点です。

タダラフィルは、ED治療薬以外にも適応症を有しています。
肺動脈性肺高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、そしてED治療薬の3つの適応があります。

肺動脈性肺高血圧症の薬としては「アドシルカ」、前立腺肥大症に伴う排尿障害の薬としては「ザルディア」という名称で認可されています。

有効成分は同じタダラフィルが含まれているのですが、それぞれの疾患で服用方法や一緒に飲んではいけない薬などが異なりますので、注意が必要です。
お薬が体内から消失するまでの時間が長いので、腎臓に負担がかかる場合があります。

腎臓に障害のある患者さんは、1回に飲める量が5mgまでに制限されたり、10mgを服用した場合には48時間空けるように指示されたりする場合があります。

国内で2番目に認可されたED治療薬レビトラについて

効果と特徴

レビトラは、ドイツに拠点を置くバイエル薬品から発売されている薬です。
日本ではバイアグラに継いで2番目に販売されました。

特徴は、バイアグラシアリスと比較して即効性があるということです。
レビトラは服用後15~30分で効いてきますが、バイアグラ、シアリスは30~60分程度で効いてきます。

すぐに効果を得たい場合にはレビトラが選択されるケースが多いようです。

個人差はありますが、食事の影響を全く受けないわけではありません。
食事の影響はバイアグラよりも少なく、シアリスよりは受けやすいという位置づけです。

よって空腹時に服用することがベストですが、バイアグラよりは服用時間の自由度が高いお薬です。
あっさりしたものを腹八分目にとどめておくという程度の食事なら問題なく効果があるとおっしゃる患者さんもいらっしゃいますが、個人差がありますので、自身の体と相談しながら目安を決めていきましょう。

即効性が高い理由は、有効成分として含有されている物質が、その他のED治療薬よりも水に溶けやすい成分、バルデナフィルであるためです。

市販の精力増強剤では効果が遅いと感じられる方にはおすすめです。
基本的な副作用や注意事項は他のED治療薬と同様です。

有効成分バルデナフィル

バルデナフィルの開発が進められた背景には、既に存在していたPDE5阻害薬よりもPDE5阻害の選択性を高め、高い効果を狙った製剤を開発が求められていたという状況があるようです。

作用機序はバイアグラ等と同様、PDE5を阻害することにより陰茎への血流を増加させ、勃起を得るメカニズムです。

レビトラ錠医薬品インタビューフォームに記載されています。2004年に国内で発売が開始されました。
20mg錠のみ、2007年から発売が開始されています。

レビトラには2種類の規格があり、10mgと20mgがあります。
それぞれ、有効成分としてバルデナフィル10mg、20mgを含有しています。

持続時間は、10mgで4時間、20mgで8時間とされています。
通常はバルデナフィル10mgを服用しますが、副作用がなく、効果も得られていない場合は医師の判断で20mgに増量されることもあります。

65歳以上の患者さんや、肝障害がある患者さんは1日1回5mgから処方されることがあります。
このような患者さんは、最大で飲める量が10mgに制限されています。小さい錠剤であるので飲みやすく、財布などにも入れやすいこともメリットです。

他のED治療薬と同様、レビトラジェネリックも多数製造販売されていますので、他の精力剤で効果発現が遅いと感じる場合には、一度試す価値があるかもしれません。

第4のED治療薬ステンドラについて

効果と特徴

ステンドラは、日本ではまだ認可されていない第4のED治療薬として登場しました。

アメリカのVivus社により開発されたお薬で、有効成分としてアバナフィルを含有しています。
日本では、医療機関から処方してもらえないお薬で、個人輸入などで対応することになります。

バイアグラシアリスレビトラと同様、PDE5を阻害することで血流量を増やし、勃起状態へ導く薬剤です。
服用後、早い方では15分後、通常でも30分後には効き始めるお薬で、即効性があることが特徴です。
持続時間は3~6時間です。

早く効いて早く代謝され、体内から消失しますのでライフスタイルによってはピタリとはまることもあるかもしれません。

食事の影響は受けにくく、副作用も比較的少ないといわれていますが、先行している3剤と明確な比較が行われている訳ではありません。
頭痛や鼻づまり、ほてりといった副作用報告は同様になされています。

併用禁忌のお薬(一緒に飲んではいけない薬剤)が一番多く記載されていますので、服用の際は十分に注意してください。
ほてり、頭痛、持続勃起症など副作用の確率は、日本ではデータ化されていません。

シアリスに続くED治療薬として期待が高いためステンドラジェネリックも少しずつ製造されていますが、入手の際は輸入代行業者とのトラブルにもご注意ください。

有効成分アバナフィル

アバナフィルという成分は、元々日本の大手製薬メーカーが開発を進めていたのですが、2001年に日本とアジア地域の一部を除く世界じゅうでの製造・販売権をVivus社に委ねました。
2012年、アメリカで承認され、販売されています。

アメリカでは「SPADERA」という製品名で販売されました。
日本で開発された成分が安心だとこだわりを持つ患者さんもいらっしゃいます。

アバナフィルの含有量は50mg、100mg、200mgの3種類が販売されています。
100mgから服用し、個人個人の体格差や副作用の発現状況、効果があるかどうかを見極め、50mg~200mgの間で薬の飲み方を調整します。

200mgを購入し、薬局で売っている錠剤カッターで2つに割って100mgから服用してみるのも一つの方法です。
何度も同じ薬の規格違いを買わずに済みます。

即効性が一番の特徴ですが、アバナフィル含有製品によっては「空腹時に飲まなくてもよい」と書かれていることもあります。

ただ、効果は個人差や食事内容に影響されますので、ベストなパフォーマンスを発揮したい場合は他のED治療薬と同様、空腹時に飲まれることをおすすめします。

精力増強剤(サプリメント)について

精力増強剤(サプリメント)の効果作用

精力増強剤としてのサプリメントについてご紹介します。
既にご紹介したED治療薬の作用メカニズムとは全く異なる点にご留意ください。

精力増強剤サプリメントには、有効成分として含まれるものも様々にあります。
中には、ビタミンやマカ、スッポンエキス、ニンニクエキスなど疲労回復を促す成分だけを含み、精力剤として販売されているサプリメントもあります。

医療用医薬品のように、陰茎への血流量を増やし、勃起を促すといった直接的な作用機序ではありません。
間接的に勃起の補助をする役割を担うものが多いのです。

医療用医薬品も同様ですが、効果にはかなり個人差があるので注意が必要です。
アルギニンや亜鉛、シトルリンといった成分を含むサプリメントは、血行促進作用があるとの報告もあります。

自身のライフスタイルや体調に合ったEDサプリであれば、医療用医薬品ではなく100%自然由来の食べ物でED治療にチャレンジしたい方、医療用医薬品の服用を制限されている方などにとっては、サプリメントも有効な場合があります。

また、海外輸入品の購入を検討されている場合には、どんな環境で製造されているか、どんな成分がどれだけ含まれているか、健康被害報告はないか等、十分に情報収集することが大切です。

精力増強剤(サプリメント)の主な成分

精力剤(サプリメント)にはどんな成分が含まれているのでしょうか?

通販ではEDジェネリックと記載されていることもありますが、ジェネリック医薬品ではありません。
マムシ、サソリ、スッポン、ニンニク、マカ、高麗人参、亜鉛など一度は耳にしたことのある成分が挙げられます。

マムシは、中国では反鼻と呼ばれる漢方薬にもなっており、血行促進、滋養強壮効果があります。マムシに含まれる成分は、タウリン、チロシン、グルタミン酸等があります。

サソリは、アミノ酸が含有されています。その他特別な成分は含まれていませんが、猛烈な毒を持つことから、古来より精力が高まるイメージがあったのではないかという説があります。

マカは、元々はペルーの野菜です。ミネラルが豊富で、滋養強壮に良いとされ、昔からペルーの男性に愛用されてきた歴史があります。

亜鉛は、性ホルモンを生成する際に必要なミネラルで、亜鉛を規定値以上含む食品は栄養機能食品として販売することが出来ます。

自然由来の食品でED治療に臨みたい方、医療用医薬品の使用が制限されている方には、サプリメントの選択肢も用意されています。
用法用量をしっかりと守り、異変を感じたら医療機関へ相談しましょう。

ED治療薬を比較して自分に合った治療薬を見つけよう

これまでに様々なED治療薬について触れてきました。
それぞれに特徴があり、即効性に優れたもの、ゆっくりと効いて持続力が長いもの、食事の影響を受けにくいもの、水なしで飲めるもの、先発品、後発品など様々です。

腎機能、肝機能障害やその他高血圧などの持病によっても処方される医薬品は異なります。

用量についても、患者さんの体格や好みの食事によっては多く服用したり減らしたりすることもありますし、副作用がきつく現れる患者さんであれば量を減らしたり、食後に飲むなど服薬タイミングを調整することもあります。

ED治療薬は自由診療であることが一般的なので、月々の薬剤費も医療機関と相談してジェネリック医薬品に変更するなど、折り合いを付けていくことが可能です。

治療の決意をされ、快適な性生活への第一歩を踏み出されるのですから、自分自身にピッタリ合ったお薬を見つけ、ピッタリ合った用量、服薬タイミングを知り、安全で有効なED治療を行っていきましょう。

何か気になる点があれば、医療機関へご相談される事をおすすめ致します。
現在はスタッフが男性のみのクリニックや、夜遅くまで開いているクリニックもありますので、恥ずかしがらずに相談できる環境が整いつつあります。

正しい飲み方をするのが大事~ED治療薬の服用方法(用法用量)~

それぞれの服用タイミング

4種類の服用方法を簡潔にまとめます。まず、バイアグラは、性行為30分前の空腹時に服用します。

持続時間は長い方で6時間程度です。食事の影響を受けやすいので空腹時に服用します。
レビトラは性行為15~30分前に服用します。持続時間は短い方で4時間、長い方で8時間程度ですが、個人差があります。

食事の影響は受けにくいですが、満腹まで食べたり、脂分の多い食事内容であると吸収が遅くなり、効きが遅くなる可能性があります。

シアリスは性行為1~2時間前に服用します。
早い効果発現を求められる方は、空腹時での服用が効果的で、持続時間は24~36時間程度と長いです。

食事の影響は受けにくいとされていますが、確実な効果、早い効果発現を狙うには空腹時服用がベストというドクターもいますので、自身の体調やその日の状況に合わせて調整できるといえます。

ステンドラは、性行為15~30分前に服用します。持続時間は3~6時間とされています。

空腹時服用の指示はありませんのでシアリスと同じく食事の影響を受けにくいお薬という位置づけです。

全てのED治療薬に共通して言えることですが、アルコールは少量にとどめ、泥酔するまで飲まないようにしましょう。

服用間隔を守りましょう

ED治療薬は、基本的に1回服用したら次回服用までには24時間以上空けることが望ましいとされています。

むやみに短い間隔で服用すると、副作用である頭痛、顔のほてり、頻脈などが出やすくなる場合があります。

医師からバイアグラ25mgを処方されていた場合、土曜日の夜9時に服用したとすれば、効果があってもなくても翌日曜日の9時までは追加で服用しないようにお願いいたします。

ED治療薬は新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)がある~その違いとは~

新薬(先発医薬品)とは

お薬は大きく2種類に大別され、病院で処方してもらう「医療用医薬品」と、ドラッグストアで購入できる「一般医薬品」があります。
さらに医療用医薬品は、「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック(後発医薬品)」の2つに分けられます。

新薬は、先発医薬品、ピカ新とも呼ばれています。
新薬が開発されるまでには長い開発期間と莫大な労力、資金が必要です。 私たち人類は、医療の進歩によって様々な疾患と闘ってきました。

現在も、希少疾病とよばれる患者さんの数が少ない難病や、根本的治療が出来ず対症療法だけの病気など、お薬の開発が望まれている病気がたくさんあります。

そういったお薬の開発には、何十年という歳月がかかります。
有効である物質を見つけ出し、試験管内の実験、動物実験、製剤の安定性試験、ヒトでの治験などをクリアし、有効性と安全性が認められてからようやく患者さんの手元に届くことになります。

新薬の特許を取得した新薬メーカーは、10~20年ほどの間、独占的に製造販売をすることが出来ます。

この期間が終了すると、そのお薬の有効成分はどの製薬会社でも製造販売が認められ、ジェネリック医薬品と呼ばれるお薬として販売されます。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは

ジェネリック医薬品は、後発医薬品とも呼ばれています。
新薬と全く同じ有効成分を、全く同じ量含んでいるお薬のことです。

違う点はお薬の味、形、色、添加物などです。添加物と聞くとマイナスイメージになるかもしれませんが、新薬にも添加物が使われています。

お薬の添加物は食品添加物とは違い、それぞれのお薬が割れたり劣化したりすることを防ぎ、安定性を保つために使われているのです。

同じ成分を同じ量含みますが、飲みやすい味をつける、飲みやすい形に変えるといった工夫もなされています。
効き目や安全性が新薬と同様であることを証明し、国に認められるために、様々な試験を行っています。

先発医薬品に比べて、研究開発にかかる期間も短く、3~5年ほどです。
開発の労力、費用が安く済むので、新薬と同じ有効成分を含みながらも、新薬よりも安い価格で患者さんの元へ届けられます。

医療機関から貰うお薬の全てにジェネリック医薬品が存在するわけではありませんが、薬剤費を抑えたい方は、医師、薬剤師へご相談ください。

日本国内では、増え続ける医療費を抑えるために、ジェネリック医薬品の普及を目指す動きが活発化しています。

治療費用の違い

治療費用を抑えたい場合、ジェネリック医薬品を選択することで一体いくら抑えられるのでしょうか。

患者さんによって服用している先発品のお薬も量も違い、どのメーカーの後発品に変更するのかも異なりますので、全員一律いくら、という計算はできません。

一般的に、後発品の価格は先発品の価格の3~7割ほど安く設定されています。

保険が効く疾患である高血圧や糖尿病などのお薬は、薬剤費の3割(もしくは高齢者等の場合2割、1割)を患者さんが負担します。
1錠100円の薬価設定のお薬であれば、30円を負担します。

これを1錠50円のジェネリック医薬品へ変更すると、負担額は15円となり、1錠あたりの差額が15円になります。
仮に1日1錠飲むお薬だとすれば、15円/日×30日分=450円/月お得であるということです。

ただ、ED治療に限っては、保険が効く場合と効かない場合がありますので、医療機関に確認をされることがベストです。
生活習慣病やその他疾病が原因のEDである場合は保険が効くのですが、それ以外は自費診療で、お薬も全額自費で購入します。

クリニックによってお薬の値段設定も異なります。
医療機関ごとに初診料や再診料もかかりますので、受診前に確認をされることをおススメします。

ED治療の費用を抑えたい。ジェネリック医薬品は安全?

バイアグラの場合は25mgで1,000~1,300円、50mgで1,500~2,000円で設定されている医療機関が多いです。
バイアグラジェネリックは50mgが1,000円ほどで販売されていますので、1錠あたり500円ほど安くなる計算です。

バイアグラ50mgを1週間に1回服用する場合、500円/日×4回分(4週分)=2,000円/月お得になります。
ご自身の場合はいくらお得になるか、医療機関へお問い合わせください。

安価なジェネリック医薬品に変更した場合、お財布には優しいですが、気になるのは安全性と仰る方も多くいらっしゃいます。
「先発品だから副作用が起きない、後発品だから副作用が起きる」といったことはありません。

先発品も後発品も同じように、用法用量をしっかりと守って使用すれば、国に認可されている薬剤ですので、適正に効果を発揮し安全に使用できます。

1点違いを挙げるとすれば、先発品は長い年月をかけて開発され何度もヒトでの臨床試験が行われており、発売されてからの使用経験も豊富であるということですが、先発品も後発品もともに、世界的に厳しい水準である日本の認可基準をクリアしていますので安心して使用出来ることに変わりはありません。

ED治療薬には様々な形状・剤形タイプがある

ED治療薬には、錠剤タイプと、OD錠、ODフィルムのタイプが存在します。錠剤タイプは、水で服用する一般的なものです。
バイアグラは青色、レビトラはオレンジ色、シアリスは黄色の錠剤です。

OD錠とは、口腔内崩壊錠のことで、水なしで口の中で溶けるお薬のタイプです。
バイアグラには、錠剤とOD錠とODフィルムの3つの剤形があります。

ODフィルムもOD錠と同様に、口の中でスッと溶けてくれるフィルムです。
錠剤と比べるとかなり薄いので財布等にも入れやすいことが特徴です。

ODタイプであれば、薬を飲んでいることを気付かれずにいつでもサッと服用することができます。
EDに悩む患者さんは仕事でお忙しい方が多く、手軽に飲めるODタイプを希望されることも少なくありません。

ODタイプを服用する場合、錠剤と違う点が1つあります。
個包装から取り出したら、そのまま放置せず、すぐに服用しましょう。

錠剤と比べてすぐ溶けるようになっている分、安定性が悪いので、OD錠・ODフィルムが空気に触れている状態で保管してはいけません。

バイアグラ錠、バイアグラOD錠、バイアグラODフィルムは3製剤ともアメリカのファイザー社から発売されていますので、大手老舗製薬メーカー品という安心感もあります。

ED治療薬の気になる入手方法~病院と個人輸入通販~

病院で処方

治療にあたり、薬剤を入手する方法として、医療機関で処方してもらうという方法があります。

この場合、医療機関によって診察代、お薬の値段設定が異なることがあります。
インターネットや電話で事前に確認をしておくと安心です。

EDの原因によっては保険適応となる場合があります。この場合には、保険証が必要となりますので忘れずにお持ち下さい。
一般的にED治療を行っているクリニックでは、保険診療ではなく自由診療(自費診療)で処方されることが大半です。

この場合は保険証の提出は必要なく、個人情報も守られますので、一人で悩まず、恥ずかしがらず、まず受診してみることです。

さらに、患者さんによっては、働き盛りの40~50代は高血圧、糖尿病などの生活習慣病を患っていたり、60~70代は心筋梗塞、不整脈、脳梗塞の経験があるなど、治療薬を制限される方もおられます。

自分の状態を医師へ事前に相談できることは大きな安心につながります。もし、服用後に頭痛や顔のほてりなどの副作用様症状を感じた場合にも、すぐに相談でき、量を減らす・服用タイミングの変更・服用時の食事内容の変更などの対策を提案してもらるというメリットがあります。

個人輸入代行サイトで通販購入

忙しくて時間が無い方、遠方の方でなかなか医療機関受診出来ないという場合には、インターネットの個人輸入代行サイトでの通販で入手するという方法もあります。

この場合は、バイアグラシアリスレビトラ、国内認可のジェネリックという選択肢ではなく、日本でまだ認可されていないステンドラやその他ジェネリック医薬品という選択肢があり、更に有効成分の含有量が多い製品も選ぶことが出来ます。

「今まで病院で処方してもらっていたが、お薬が足りなくなったので購入する」「診察代、薬代を極力安く抑えるために購入する」など、様々な理由で個人輸入代行業者からの購入を選択する患者さんがいらっしゃいます。

有効成分の含有量、剤形、製造メーカー等をしっかりと把握し、自分に合った製品を見つけましょう。

お薬の種類によっては水虫のお薬や不整脈のお薬、グレープフルーツジュースとの飲み合わせが悪いものもあります。

現在飲んでいるお薬との飲み合わせや、自身が過去にどんな病気になったか、その病気はED治療薬の禁忌ではないかなど、正しく情報収集をした上で服用しなければなりませんので、十分な注意が必要です。

ED治療薬の偽物には十分注意しましょう

海外の個人輸入代行サイトを利用する場合は特に、偽物に注意が必要です。

見た目はバイアグラと同じ青い菱形で同じ大きさでも、効果や安全性に大きな違いがあります。

個人輸入代行サイトを利用した方から、「品質管理の行き届いていない不潔な場所で製造されている」「効かないので成分を分析したら、不純物が多く含まれ有効成分含有量が少なかった」「個人輸入代行業者に振込をしたら連絡が取れなくなった」「個人情報が流出した」など、トラブルを耳にされる事があるかもしれません。

快適な性生活を送るどころか、健康被害を被ってしまう恐れもある為に注意が必要です。

偽物と本物を並べてみると、製造元の「ファイザー」の刻印が違っていたり、大きさが若干異なっていたり、錠剤のシートの文字が違ったりと異なる点を見つけやすいですが、偽物だけを見ると分かりにくいので慎重に購入しましょう。

インターネット上で「効果絶大、お買い得、海外製のジェネリック医薬品」などのセールス文句がある場合、気を付けて購入されることを推奨します。

医療費を抑えたい方、医療機関へ受診出来ない方にとっては、有益な入手経路のひとつといえるでしょう。

知識を持ったうえでED治療薬を使用しましょう

ED治療薬はたくさんの種類が販売されており、昔のように「もう若くないから」と諦める必要はなくなりました。

正しい知識を習得し、用法用量を守って正しく服用すれば、安全かつ快適な性生活を送ることができます。

しかしながら先発品の特許切れやインターネットの普及等により、入手出来るお薬の種類も格段に増えています。

自分自身の体やライフスタイルに合った製品、用量を見つけることができる一方で、禁忌事項を無視して無理矢理お薬を購入したり、偽物の服用で健康被害にあったりすることも少なくない状況です。

満足のできる性生活を実現する為に、正しい知識を持って治療法・お薬を選びましょう。

参考文献

MSDマニュアル
日本新薬株式会社 EDケアサポート

ED治療薬

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