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EDとは~男性特有のED・勃起(ぼっき)不全に関するすべてを説明~

EDとは?男性特有の性機能障害を理解しよう

「男性器が勃起しないせいで、性行為が満足に行えない」「うまく勃起するときと、勃起しないときがある」「中折れしてしまい、パートナーを満足させることができない」と悩んでいませんか?
実は、男性器の中折れや硬度不足もEDと診断される可能性があります。

男性器が勃起しないことで、男性自身はもちろんのことパートナーにも不安を与えてしまう状態もEDの症状に含まれます。

またEDは加齢や体質のせいだけではなく、思わぬ病気が隠れている恐れもあります。
EDは非常にデリケートで相談しにくい悩みですが、適切な処置と対策を行えば改善することが可能です。
そこで今回は、男性特有の性機能障害を理解するために、EDについて詳しく解説していきます。

目次

  1. 1. ED・勃起(ぼっき)不全・インポテンツの名称の由来と意味
  2. 2. どういう症状がED・勃起障害といわれるのか知りたい~自分はEDなのか?~
  3. 3. EDを知るには、勃起の仕組みをしることが大事~勃起のメカニズム~
  4. 4. 朝立ちをしなくなるとEDの兆し?~朝立ちとは・朝立ちの理由や原因~
  5. 5. なぜ勃起しないのか?勃起を維持や持続ができないのか?その原因と要因~心因性ED・器質性ED~
  6. 6. EDになりたくない!改善方法と対策や予防
  7. 7. 動脈硬化によってEDになる~EDを治すためのさまざまな治療方法~
  8. 8. ED治療薬の種類と特徴~自分に合った治療薬を探そう~
  9. 9. EDのことを知り、自分に合った改善・治療方法をみつけましょう
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ED・勃起(ぼっき)不全・インポテンツの名称の由来と意味

EDとは、Erectile Dysfunction(エレクタイル ディスファンクション)の略で、勃起機能障害を意味し、勃起不全とも呼ばれています。
勃起不全はインポテンツと混合されますが、詳しくは症状が異なります。

性行為中に男性器の調子が悪いと感じたり、それに対して不安を感じたりすることも勃起不全の症状のひとつです。
それに対し、完全に勃起や射精が出来なくなったり、性欲がなく性行為自体に困難を感じたりする状態をインポテンツいわゆるインポと言います。

インポテンツは性機能障害にあたり、勃起不全よりも深刻な男性不妊症です。
また最近では、インポテンツは男性へ対しての差別的表現と考えられるようになりました。
そのため、インポテンツのような性機能障害もまとめて勃起不全と呼ばれています。

EDに悩む人は年々増加し、日本では1,130万人つまり男性の4人に1人が勃起に悩んでいる計算です。
勃起不全はとても身近な病気であり、誰もが抱える問題となってきています。

このような男性器の勃起不全は、男性の自信を喪失させ、性行為を避けてしまう原因となってしまいます。
EDを改善するために、まずはEDの具体的な症状を知っておきましょう。

どういう症状がED・勃起障害といわれるのか知りたい~自分はEDなのか?~

EDは身近な人にこそ相談しにくく、「自分はED気味ではないか」と不安を抱えていても、治療をすることに抵抗を感じてしまう人も少なくありません。
またEDは男性の体の不調を訴えるサインとも言われています。

「勃起しなければED、それ以外は大丈夫」と思われがちな勃起不全ですが、その症状は幅広く、例えば性行為の途中で男性器が柔らかくなってしまうこともEDの初期症状です。
深刻に悩むほどの症状でもないと勝手に判断してしまうことで、EDが進行してしまうケースもあります。

このように、EDの症状を知ることで早めに対策が取れたり、悪化することを防いだりすることも可能です。

もし、性行為を満足に終わらせる自信がないときは、ご自身がEDかどうかセルフチェックしてみましょう。
相談することが気恥ずかしく、メンズクリニックや泌尿器科に行く勇気がないときは、ご自宅で気軽にED症状の確認をしてみてください。

ご自身が不調かどうかを知ることができれば、専門機関に相談しにいくこと、またED治療薬を購入することなど改善するための第一歩を踏み出せるかもしれません。

そこで、どういう症状が勃起障害と言われるのか、または自分がEDかどうかを確認する方法を紹介します。

EDの症状

EDいわゆる勃起不全とは、ただ男性器の勃起が起こらないという症状だけではありません。
勃起はするものの十分な硬さが得られないことや、すぐに中折れしてしまうこともEDの深刻な症状のひとつです。

満足する勃起状態を保てないことで、性行為に支障が出てしまう状態をまとめて勃起不全と言います。

EDの症状にも段階があり、初めから全く勃起しなくなったというのは非常にまれなケースです。
「性行為のはじめは良かったけれど、途中で元気がなくなった」という初期症状に始まり、次に「十分に硬くならないまま射精してしまう」といった症状も出てくるようになります。

さらにEDが進行していくと、射精が出来なかったり、勃起が出来なかったりと性行為を満足に行うことが難しくなります。

EDの怖いところは、精神的な負担も症状に影響するところです。
満足な勃起ができないことで男性としての自信を失くし、さらにEDの症状が深刻化してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。

このように性欲は十分にあるのに勃起に時間がかかったり、勃起状態にムラがあったり、性行為の途中で柔らかくなってしまうことも、EDの症状に含まれます。
このように勃起に少しでも不安を感じてしまう場合は、EDの初期症状かもしれません。

セルフチェック

それでは実際にEDかどうかセルフチェックする方法を紹介していきます。
勃起不全の傾向があるかどうかは、IIEFという国際勃起機能スコアというセルフチェックシートを使用し、投薬や治療の判断がされます。
過去6カ月以内の男性器の様子を思い出しながら自分がどのような状態にあるのか調べていきましょう。

セルフチェックのポントは5点で、「勃起を維持できるかどうか」「挿入できる硬さになるまでの時間」「挿入後に勃起を維持できるか」「挿入中に勃起を維持するのを困難に感じたか」「性行為に満足できかたどうか」をそれぞれチェックしていきます。

まずは「勃起を維持できるかどうか」ですが男性器の勃起を維持できる自信があったかどうか5段階にわけてチェックします。
自信があったら5点・やや自信があれば4点・普通であれば3点・やや自信がなければ2点・自信がないのであれば1点と点数をつけましょう。

これを「硬さ」「勃起の維持」など、他の4項目でも同じように点数をつけていきます。

合計点数が21点以下であればEDの傾向がみられ、この結果は、病院でも診断の参考に使用されていますので、勃起状態に関して気になることがあれば、ぜひ一度試してみてください。

EDを知るには、勃起の仕組みを知ることが大事~勃起のメカニズム~

男性としての自信を失わせる要因になっているEDですが、EDと正常な勃起とでは何が違うのでしょうか。
硬さが足りなかったり中折れしたりするように男性器が正常に勃起しない原因は、男性として致命的な何かが不足しているから起こるのではありません。

実は、勃起時に発生する体内物質のバランスが崩れることでEDが起こってしまいます。

男性器が正常に勃起している場合、性的刺激をキッカケとして脳が陰茎へと信号を送り、血液が男性器に集まります。
この集まった血液が挿入可能な程度まで男性器を勃起させる仕組みです。

ところで、正常な勃起には硬度も重要なポイントとなりますが、アメリカで開発されたEHSによると、性行為をするために必要な硬度は、果物に例えるとリンゴのような硬さだと言われています。

EDでは、この勃起の流れがスムーズにいかないこと、またリンゴのような硬度を保つことが難しくなります。
硬度を保てないと、男性器は膣圧に負け、性行為の途中で抜けてしまい、挿入し続けることが難しくなってしまいます。

このようにEDを知るためには、勃起の仕組みを知ることが大事です。
そこで、勃起のメカニズムと硬さ指標についてこれから詳しく解説していきます

メカニズム

EDを改善させるためには、「男性器の勃起」と「勃起の維持」の2つのメカニズムを知ることが大切なポイントです。

勃起のメカニズムを理解するために、男性器の内部はどうなっているかをおさらいしましょう。
男性器は、1本の尿道海綿体と左右にある2つの陰茎海綿体からできています。勃起にはこの2つの陰茎海綿体の働きが重要です。

男性が視覚・聴覚・味覚・匂い・想像などにより性的興奮を起こすと、勃起中枢が働き男性器の海綿体という血管へ血液が大量に送られ、陰部が硬くなり勃起が起こります。
この勃起は、射精や性的刺激の中断によって血液が海綿体から流れ出すまで続きますが、EDの症状では射精が起こる前に硬度が保てずに中折れしてしまうことがあります。

この中折れしてしまう原因となるのは、勃起を維持させている物質と勃起を納める物質のアンバランスが原因です。
勃起を維持させているcGMPという血管拡張物質が、ホスホジエスラーゼ(PDE5)という物質によって壊されることで、勃起が収まります。

本来であれば、ホスホジエスラーゼは性的興奮が収まったことをキッカケにcGMPを壊していきますが、EDの場合はcGMPがさほど増えていないのに、ホスホジエスラーゼが放出されてしまうのです。

つまり、EDの大きな原因は、勃起を抑えるホスホジエスラーゼが深く関わっているということになります。

硬さ指標EHSを知ろう

ところで、EDには、満足な性交渉を行うほどの硬度を維持できないという症状もありますが、今度は勃起を維持させるために、硬さ指標EHSを知っておきましょう。

EHSはErection Hardness Score(エレクションハードネススコア)の略で、勃起時の硬さがどの程度あるかをセルフチェックするテストです。
このEHSはアメリカで開発された評価スケールで、信頼性が高く日本の医療現場でも使用されています。

硬さ指標は5段階に分けられており、勃起状態の男性器の硬さはどの程度なのかを調べます。
EDかどうかを確認するためにも、さっそくセルフチェックしてみましょう。
グレードをよりイメージしやすくするために、食べ物に例えることもできます。

陰茎が大きくならない状態をグレード0、陰茎は大きくなるが硬くならない状態をグレード1(こんにゃくのような硬さ)、陰茎は硬いが挿入が難しい状態がグレード2(みかんのような硬さ)、陰茎は硬いが完全ではない状態がグレード3(グレープフルーツのような硬さ)、最後に陰茎が完全に硬直している状態をグレード4(りんごのような硬さ)に分類していきます。

グレード3以下で尚且つ挿入が難しいようであれば、ED治療対象の可能性があります。

朝立ちをしなくなるとEDの兆し?~朝立ちとは・朝立ちの理由や原因~

勃起が起こる原因は大きく分けると、「性的な刺激による勃起」と「睡眠中に無意識に起こる勃起」とに分けられます。

朝起きたときや朝起きてからしばらくすると、意識していないのに自然に勃起していることがあると思います。
若いころは頻繁にあった朝立ちも、加齢とともに減少してしまい、朝立ちがないことがEDの症状かもしれないと不安になったことがある方もいると思います。

朝立ちは起きたときに1回のみ起こる現象ではなく、寝ている間も繰り返されている自然な現象です。
自分には朝立ちがないと思っている人は、その寝起きの1回がないだけで、実は夜中に何度も繰り返されているのです。

これまで、性的な刺激による勃起について紹介してきましたが、ここからは睡眠中に無意識に起こる勃起、つまり朝立ちについて解説していきます。

朝立ちとEDはとても深い関係をもっており、泌尿器科やメンズクリニックではEDを調べる検査のひとつとして、朝立ちが正常に行われているかどうかを測定することもあります。
ここからはEDを深く知るために、朝立ちについて詳しくみていきましょう。

この夜間陰茎勃起現象がなぜ起こるのか、そしてEDとどう関係があるのかさらに解説していきます。

朝立ちの理由や原因

これは性的な刺激や感覚がない全くの無意識の状態で、男性器が勃起してしまう現象です。
実は、夜間陰茎勃起現象は夜寝ている間に何度も繰り返されており、男性だけでなく女性にも起こっている生理現象なのです。

この夜間陰茎勃起現象は一体どれくらいの頻度で発生しているのかを調べてみました。
京都大学の研究によると、正常な成人では1時間20~25分の感覚で約20~40分程度、勃起現象が続いています。
この現象は若い世代ほど多くみられ、高齢者だと勃起現象は比較的少ない結果となっています。

夜間陰茎勃起現象は、眠りが浅いレム睡眠時に起こります。

レム睡眠は、体は寝ているけど頭は起きているという状態で、一般的に夢をみていることが多い状態と言われています。
人はレム睡眠時から覚醒することが多いため、レム睡眠時に起こっていた朝立ちに気がつきやすいのです。

つまり、朝立ちを確認できなくても夜間陰茎勃起現象は発生しているため、朝立ちがないから自分の体がおかしいということにはなりません。
しかし、逆に朝立ちしているから正常に夜間陰茎勃起現象が起こっていることにもならないのです。

朝立ちしなくなったらED?

朝立ちしないことがEDとは断言できませんが、夜間陰茎勃起現象は異なります。
EDの検査では、この夜間陰茎勃起現象が正常に行われているかどうか、また十分な硬度が保たれているかを調べていきます。

このような夜間陰茎勃起現象が起こる理由は、「下ネタが好き」や「欲求不満」と言われることがありますが、体をメンテナンスしたりストレスを解消させたりする大切な役割を果たすためです。
つまり、夜間陰茎勃起現象は体が健康的に働いているかどうかを知るために重要な役割を持っています。

夜間陰茎勃起現象の検査では、スタンプテストやリジスキャンという男性器現象を計測する機械を使い、約1~3晩かけて調べていきます。
このテストでは、正常な成人に比べ夜間に勃起が何回起こっているか、または適度な硬度を保てているかがわかります。

これらの検査はEDと診断するための重要な要素のひとつにはなりますが、EDは朝立ち以外にも心因性のものや器質性のものなど様々な要因が重なって発生しています。
そのため、朝立ちや夜間陰茎勃起現象だけが原因とは言えません。

EDの原因と考えられている要因をひとつずつ探していけば、より確実に改善につながっていくでしょう。

なぜ勃起しないのか?勃起を維持や持続ができないのか?
その原因と要因~心因性ED・器質性ED~

これまで何の問題もなく勃起できた人にとっては、「なぜ勃起しなくなったのか」または「勃起を持続できなくなった理由があるのか」など、勃起できなくなった理由が気になると思います。

ED が起こる要因として主に器質性、心因性、混合性との3つの原因に分類されます。
器質性は病気や怪我のような体の異常により起こり、心因性はうつ病などの精神疾患により心のバランスが崩れることが原因です。さらに器質性と心因性の2つが重なることで混合型EDが発症する恐れもあります。

このように勃起の維持や持続ができなくなる原因はひとつではありません。

そこで、これらのEDを改善していくには、原因にあった治療や対策を行うことが大切です。
器質性であれば病気の治療を行い、心因性であればカウンセリングを行います。
さらに混合型であれば両方を改善させなければいけません。

EDを引き起こしている原因がわかれば、より適切に治療を行うことが可能です。
逆に言うと、原因を知っておかなければEDを悪化させてしまう可能性もあります。

そこで、今後正しくEDを改善していくためにも、器質性・心因性・混合型の3つのEDの原因についてそれぞれ詳しく解説していきます。

器質性EDとは

まず器質性から解説していきます。 器質性EDとは、神経や男性器自体に問題があることを指します。
器質性EDは原因を突き止めることが治療の一番の近道です。

しかし、器質性には症状の種類が多いため、検査でしっかりとEDの原因を調べる必要があります。

器質性の原因は、大きく分けると血管性・神経性・内分泌性・外傷性の4つに分類されます。
まず血管性ですが、加齢や血管の老化が原因で男性器に流れる血液が流れにくくなることで発症します。
次に神経性は、神経回路や骨盤の損傷が原因で、脳と陰茎にある神経の伝達物質が流れにくくなることで発症します。

この神経性EDはパーキンソン病や膀胱がん、前立腺がんなどを発症した後に起こりやすいと言われています。
そして、内分泌性EDは、男性ホルモンであるテストステロンが阻害されることで発症します。
最後の外傷性EDは、生まれつき男性器に異常があった、または手術後に勃起しなくなることが原因です。

このような器質性は、原因を特定させることができれば症状に合った治療を行うことができます。
内服薬や補助器具を使用し、勃起を改善していくことが可能です。
また手術が原因で一時的にEDになってしまう場合もこの器質性EDの症状に含まれます。

心因性EDとは

次に心因性EDについて解説します。
心因性とは、不安や心配事などストレスが原因となって起こる症状のことを言います。

心因性の問題点は、体に何の異常もみられないため本人にも自覚がないことが多く、原因を探るのが難しいところです。
また、一人で思い悩んでしまう人も多いため、治療や相談もできないままさらに恐怖や焦燥感に悩まされ、結果として症状が重くなっていくケースもあります。

心因性EDは、自覚ができるストレスがある現実心因と、自覚できないストレスを抱えている深層心因とに分類されます。
現実心因は「パートナーからの期待に応えられない」「妊娠させることにプレッシャーを感じる」「仕事で疲れている」など原因が自分でわかっている状況です。

それに対し深層心因は、過去に虐待や恐怖を感じたなどのトラウマにより、自分でも気づかないうちに負った心のダメージが原因で発症します。
このような心因性によるEDの治療では、抱えている悩みが現実心因か深層心因かを突き止めることから始まります。

心因性EDはEDの治療と一緒に、精神分析をしながらうつ病の治療も行うことがあります。
またパートナーと協力し合い、自信をつけることで回復が早くなる傾向があります。

混合型EDとは

最後に混合型EDについて解説します。混合とは、先に紹介した器質性と心因性の両方が原因となって発症するEDを指します。

多くの場合、事故や病気などで体に何らかの異変が起こり、精神的なストレスを抱えた結果発症します。

混合型EDになってしまう主な病気として、動脈硬化や糖尿病、高血圧などが原因です。また事故や怪我が原因でEDを発症することもあります。 病気により一時的にEDになり精神的な不安や悩みを抱えてしまうことで、心因性EDを同時に発症してしまいます。

また、先にうつ病などの精神的な病気がキッカケで心因性EDとなり、体の不調が深刻化し器質性EDが発症していくという逆のパターンも考えられます。

混合型は心と体の2つの原因が重なるために、治療に時間がかかると思われがちですが、多くの場合は体の不調が改善できればED問題も解決できます。また体の治療とともに精神面のケアを同時に行うこともあります。

混合型EDはどのようにしてEDを発症したか原因を突き止めることが重要です。

また「自分は持病があるから、もしかしてEDになりやすいのかもしれない」という思い込みが精神的に負担をかけ、EDを発症してしまうケースもあるため、独りよがりにならないようにしましょう。

EDになりたくない!改善方法と対策や予防

これまで、EDの症状や原因について解説してきましたが、ここからはEDを防ぐための予防対策、またはEDになってしまった場合の改善方法をみていきましょう。

勃起不全は血行不良やホルモンの乱れにより発症します。
つまりEDを発症させないよう予防するには、血液の流れを良くしホルモンバランスを良好に保つことが重要です。

またEDは、肥満や高血圧、糖尿病や動脈硬化などの症状のひとつでもあるため、生活習慣病を引き起こさないように健康管理に気をつけなければいけません。

ED予防の具体的な対策としては、運動や食生活を見直すことが大切です。
バランスのとれた食事をとったりサプリメントを活用したりすることで生活習慣を改善していきましょう。
また精神的に負担を感じている場合は、精神科でカウンセリングを受けるという手段もあります。

EDは男性の体の不調を見直す機会です。EDを通し血管や神経の不調を見つけることで、大きな病気を防ぐことにも繋がります。もし不規則な生活を送っているのであれば、この機会に生活習慣を改善しED改善につなげていきましょう。

EDになりたくない人のために、さらに具体的な改善方法と対策、予防について紹介していきます。

生活習慣の見直し

適度な運動、または禁酒や禁煙のように生活習慣を改善させることで、EDの改善につながります。

不規則な食事や飲酒、喫煙または運動不足などの生活習慣の乱れはEDの原因のひとつです。
特に肥満とEDの関連性は高く、BMI値が高ければ高いほどEDの発症率が高いという研究データがあります。

また、タバコに含まれるニコチンは血液の流れを悪くするEDの発症原因のひとつです。
喫煙はEDの発症を高めるだけでなく、勃起の硬度や持続時間も低下させてしまいます。

以上のことから、規則正しい食生活と体系維持のための適度な運動、または禁煙をすることでEDの発症率低下と改善効果が期待できます。

EDを予防するために必要な運動には、ジョギングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動は血液の循環を改善する効果があります。
また筋力トレーニングは、テストステロンの分泌力向上させる効果も期待できます。

そして、赤ワインに含まれるポリフェノールはEDの改善に繋がるため、適度な飲酒は勃起力を維持するために必要と言われています。

しかし、過度な飲酒は逆にEDの原因となってしまいます。
厚生労働省の飲酒ガイドラインによると、適度な飲酒の目安は、1日に20gつまりビール中瓶1本・日本酒1合・酎ハイ350mlと記載されています。
週に2日は休肝日をつくり、体を休めるよう心がけましょう。

サプリメントでの対策や予防

生活習慣を改善するためにはバランスが取れた食事も大切です。

ED予防には、牡蠣やアーモンド、かぼちゃに含まれる亜鉛、もしくはチョコレートや緑茶に含まれるポリフェノールを摂取しましょう。
これらの栄養素は、勃起するために必要な男性ホルモンのテストステロンが含まれており、精液をつくためにかかせない栄養素です。

しかし、仕事や出張などで外出が多いためにバランスの取れた食事をとるのが難しい場合があると思います。
そのようなときは、サプリメントを上手に活用してみましょう。

勃起力を向上させるためには、亜鉛やポリフェノール以外にも、ビタミンが豊富なマカ、血行促進効果があるアルギニンやシトルリンなどもおすすめです。

サプリメントは医薬品ではなく、栄養を補助するための健康食品です。
そのため一時的に効果を期待して飲むのではなく、継続的に摂取していくことが大切です。

栄養を過剰に摂取しても体外に排出されてしまうため、いまの食生活を見直し自分に足りない栄養素を事前に調べてから必要なサプリメントを購入しましょう。
製造社によっては含有量が異なる場合もあるため、サプリメントを選ぶときは価格ではなく、成分がどの程度配合されているのかをよく確認してください。

カウンセリングで改善

泌尿器科や精神科、メンズクリニックでもEDのカウンセリングを受けることが可能です。
過度なストレスやトラウマ、うつ病が原因で発症する心因性のEDにはカウンセリングが有効とされています。

カウンセリングは、心に抱えている問題がどのようにして現れたのかカンウセラーと一緒に探し出していきます。

「仕事や疲労により性行為をする時間がとれな」「パートナーからの過度の期待に応えられない」「過去にトラウマがある」など、どのような問題がED患者の心を苦しめているのか原因を探り出し問題解決まで導いてくれます。

カウンセリングは、自覚がない問題点に気がつくことができる一方で、原因を探り出し改善効果が現れるまでに何度か通院し面談に時間がかかるという点もあります。
一般的にカウンセリングだけで改善が見られない場合は、薬物療法と併用して治療を行っていきます。

カウンセリングで一番大切なことは、カウンセラーとの相性です。
相性のいいカウンセラーを見つけるポイントは、アドバイスよりも話を聞いてくれる、患者を理解しようとする姿勢があるという点です。

安心して心の悩みを打ち明けることができるカウンセラーを探すために、まずはクリニックの情報収集からはじめましょう。

動脈硬化によってEDになる~EDを治すためのさまざまな治療方法~

現代人は、運動不足やアンバランスな食生活、ストレスが多いため、生活習慣病を引き起こしやすい危険因子を抱えています。
このような生活習慣病とEDは深い関わりがあります。

中でもEDを発症し悪化させる恐れがある病気は、血管が硬くなり血液の流れを悪くする動脈硬化です。
動脈硬化は、硬くなった血管の内側が崩れていたり、血管の中が狭くなったりすることで血液の循環を悪くしてしまいます。このように男性器付近の血流が悪くなるとEDが発症する原因となるのです。

動脈硬化は、自覚症状がないため発症に気がつかないことが多く、脳梗塞や心停止につながる可能性もあります。

しかし、EDは血管の不調により発症することもあるため、動脈硬化のような血液の異変に早く気がつくことができます。
EDは動脈硬化の初期症状でもあるため、勃起障害を感じたりなど、少しでも違和感があったりしたら早めに治療をしていきましょう。

動脈硬化が原因で発症する血管EDは、血液の循環が良くなることで少しずつ改善していきます。
このように血液の流れを良くするためには、注射・手術・内服薬という3つの治療方法があります。
そこで、EDの治療方法についてそれぞれ詳しく紹介していきますので参考にしてください。

注射での治療

陰茎に直接注射をして勃起させるICI治療は、ED治療の中でも比較的効果が高いと言われています。
注射をしてから5~10分程度で勃起しはじめ2~3時間程度効果が持続します。

ICI治療の大きな特徴は、効果が非常に高いということと、性的な刺激がなくても勃起が起こるという点です。
バイアグラのようなED治療薬に効果を感じられない人が試す「勃起の最後の砦」とも呼ばれている治療方法です。

しかし、ICI治療は陰茎に直接注射針を刺すため、はじめは医師の指導のもとで注射の練習をしなければいけません。
また、保険が効かないため自費購入となります。ICI治療の費用は1回分で約5~6千円で、それ以外に診察費も必要です。

CI治療は、血管を拡張させる薬を直接陰茎に注射し勃起させます。
片手で陰茎を持ち上げ、根元付近に注射針をさし薬液を注入していきます。

はじめは医師と一緒に注射をしますが、2回目以降からは自分で注射するのが一般的です。
注入してから5分後には効果が現れるため、性行為をする直前に注射をする必要があります。
日本では、ICI治療を行っている病院はとても少ないため、事前にICI治療をしているかどうか調べてから来院してみましょう。

手術での治療

動脈硬化が引き起こす血管EDを治療するために、外科手術をする方法もあります。

外科手術はEDの原因が特定されていることが必要条件です。
さらにED手術の中には保険が適用にならない治療もあります。

手術の成功率は、原因がしっかり特定されているかどうかで変化するため、血管EDと診断を確定させるには陰茎内の血管に薬液を注入し血管に異常がみられるかどうかを検査します。

大まかな陰茎の血管手術内容としては、陰茎へ血液が流れるようにする動脈手術と陰茎からの血液の流れを止める静脈手術があります。

動脈手術は、下腹壁動脈と陰茎背動脈をつなげ血液の流れを改善させます。
静脈手術は、血液が陰茎から必要以上に流れ出さないように、深陰茎背静脈や陰茎海綿体脚部などを切り取っていきます。

中でも動脈手術は、術後1カ月半は性行為を控え、注射テストを約1年間行う必要があります。
また静脈手術は原因を特定し改善することが難しいため、事前の検査をしっかり行う必要があります。

いずれにしても、主治医と信頼医関係を築き、手術に踏み切るかどうか決断していく必要があります。

症状によっては外科手術は劇的な改善をもたらすため、医薬品や生活習慣の改善など何をやっても改善がみられなかった場合は、思い切って医師に相談してみるのもひとつの手です。

ED治療薬を服用する

EDの治療は、主にバイアグラのようなED治療薬を服用することが一般的です。 ED治療薬は神経伝達物質に作用して血液の流れを良くしたり、男性ホルモンバランスを整え勃起を維持、または硬度を持続させたりする効果があります。

ED治療薬は国内でも認可されており、最近では安価で入手しやすいジェネリック医薬品も販売されるようになりました。

昔に比べると、ED治療薬は診察を受けなくてもインターネットや通販などで簡単に購入できるようになりました。
しかし、ED治療薬は用法や容量を守らないと満足する効果を発揮することができません。
購入前にはしっかりと知識をつけ、正しく服用することが大切です。

ED治療薬を服用すると、30~60分程度で男性器が勃起しはじめ、効果が2~3時間持続します。
ED治療薬は性欲を高めたり、精液の量を増やしたりする効果はないため、薬を服用するだけなく性的刺激を与えなければいけません。

しかしED治療薬は、ほとんどの人に効果があるとされ、男性にとって画期的な夢の薬と呼ばれています。

ED治療薬を上手に活用するために、どんな種類かあるか、またはどのような特徴があるのかリサーチしてから購入するようにしましょう。

ED治療薬の種類と特徴~自分に合った治療薬を探そう~

ED治療薬には様々な種類がありますが、国内で販売許可されている医薬品は「バイアグラ」「シアリス」「レトビラ」の3種類です。これらは3大ED治療薬とも呼ばれています。

ED治療薬の相場は約1,000~2,000円程度で、クリニックで処方されたとしても、自由診療のジャンルに入るため基本的に保険が適用にはなりません。
決して高くはありませんが、安いというわけでもないため、購入する際はしっかりと知識を入れる必要があります。

ED治療薬にはそれぞれ特徴があり、自分のスタイルに合った治療薬を見つけることが大切です。
ED治療薬で重視すべきポイントは、即効性があるかどうか、持続時間はどのくらいか、性行為の前の食事の影響を受けやすいかどうか、の3点になります。

効果が現れるまで2~3時間かかる薬を性行為の直前に服用しても満足のいく結果は得られません。
また、性行為をするかどうかわからない場合に即効性の高い薬を服用するのでは、無駄になってしまいます。

このようなことにならないためには、病院や通販でED治療薬を購入する前に、薬の持続時間や効果をしっかりと知っておくことが大切です。

ここでは、バイアグラ・シアリス・レトビラの国内3大治療薬と今後第4の治療薬として期待されているステンドラの特徴と使用方法について紹介していきます。

バイアグラの特徴

バイアグラはアメリカに販売された世界初のED治療薬になります。

ED治療薬はバイアグラしか知らないという人も多いほど認知度が高い医薬品です。
バイアグラには一般的な錠剤タイプだけでなく、オブラートのようなODフィルムなども販売されています。
日本において、バイアグラは50mg・100mgの2種類があり、1度に服用できる限度量は50mgまでとされています。

バイアグラを服用すると、約1時間で効果が現れ、約5時間の勃起が持続します。
即効性が高いため、性行為の直前に水で服用すると効果的です。
脂っこいものや過度な飲酒など、食べ物の影響を受けやすいため、できれば空腹後に服用しましょう。

服用後30分以上を経過していれば、食事をしても効果に影響はありません。
万が一、先に食事をしてしまった場合でも、食後2時間以上経過していれば服用しても効果があらわれます。

バイアグラの主成分は、シルデナフィルという動脈硬化の治療にも使用されている成分です。
シルデナフィルは、勃起を抑える成分であるPDE5という酵素を妨げる働きがあります。
また血管を広げる作用もあるため、勃起不全だけでなく、動脈硬化や心不全などの治療にも使用されている医薬品です。

バイアグラジェネリックの販売も多数あるため、経済的な負担も抑えることができるでしょう。

シアリスの特徴

ED治療薬の中でも新しく販売されたシアリスは、アメリカで開発された後、普及が早く、今では世界で一番購入者が多い医薬品です。
国内で販売もされています。シアリスには、5mg・10mg・20mgの3種類があり水に溶けにくい性質があります。

シアリスの大きな特徴としては、効果が遅く長く現れるという点です。
服用後3時間経ってから効果が現れ、その後は36時間程度勃起が持続します。

長く作用すると言っても、性的刺激がなければ勃起は起こらないため、日常生活に支障をきたしません。
また、800kcal以内の食事であれば、シアリスの効果に影響がないため、普段の生活になじみやすいED治療薬です。

金曜の夜に服用すれば日曜の朝まで効果が期待できることから、ウィークエンドピルとも呼ばれています。
ゆるく長く作用していくことから、即効性のあるバイアグラと併用するという使い方もあります。

シアリスの主成分は、血管を拡張させることで血液の流れを良くするタダラフィルという成分です。
タダラフィルは、バイアグラに含まれているシルデナフィルよりも持続時間が長く食べ物の影響を受けにくいという特徴があります。
勃起不全以外にも、前立腺肥大や肺動脈硬化症の治療にも使用されています。

シアリスにも後発薬が多く存在します。シアリスジェネリックは先発薬より安く買えるため、ED治療薬初心者の人におすすめです。

レビトラの特徴

レビトラはバイアグラの次に古いED治療薬で、ドイツで製造されています。

国内で認可されていますが保険が効かないため自費購入となります。5mg・10mg・20mgの3種類が販売されている錠剤タイプの内服薬です。

レトビラはバイアグラと同様に水に溶けやすいため即効性があります。
バイアグラと同じ作用が期待できますが、バイアグラよりも食事の影響を受けにくい特徴があるため、性行為前に食事を楽しみたい場合に使用できます。

性行為の1時間前に服用すると、4時間ほど効果が持続します。
基本的には10mgを服用しますが、効果がみられない場合は20mgまで増やすことができます。

服用回数は1日に1回で、1度飲んだら24時間空ける必要があります。
レトビラはバイアグラよりも食事の影響を受けにくい薬ですが、空腹時に服用すると十分な効果を発揮します。
服用後に食事を楽しみたい場合は、服用してから20~30分後経過してから食事を開始しましょう。

レトビラにはバルデナフィルという勃起力を低下させるPDE5という酵素を妨げる成分が、配合されています。
バイアグラと同じく媚薬成分は配合されていないため、性的刺激がなければ勃起は起こりません。

レビトラジェネリックは、購入費用が安価でありながら、先発薬であるレビトラと同じ効果が得られるため、急な予定にも対応しやくなっています。

ステンドラの特徴

ステンドラはアメリカで販売されているED治療薬で、2012年にアメリカで販売開始されました。
比較的新しい治療薬のため、国内での認知度はまだまだ低い医薬品です。

即効性が高いという特徴から、第4のED治療薬になるかもしれないと注目されています。

これまで即効性のあるED治療薬は、服用後、最短15分ほどで効果が現れるレトビラでしたが、ステンドラは、さらに水溶性が高いとされています。
服用後はバイアグラと同様、約6時間効果が持続します。
ステンドラは50mg・100mg・200mgの3種類が製造されています。

即効性の高いステンドラは、性行為の直前に服用し使用します。
食事の影響を受けにくいとされており必ずしも空腹時に服用しなくても大丈夫です。

しかし、全く影響しないとは断言できないため、ステンドラを服用する場合は脂っこい食事や過度な飲酒は避けましょう。
食後すぐに服用すると効果が見られない恐れもあります。

ステンドラの主成分はアバナフィルというPDE5阻害薬で、これは上記で紹介した他のED治療薬と同様、勃起を抑えるPDE5を妨げる作用があります。
ステンドラは国内では認可されていないため、個人輸入通販などでの入手となります。

ステンドラジェネリックも多数販売されており、購入費用を抑えることができます。

EDのことを知り、自分に合った改善・治療方法をみつけましょう

EDの症状は、ただ勃起しないというだけでなく勃起の持続時間や硬度の低下もみられます。
「自分は勃起障害かもしれない」という不安を感じたら、自宅でも簡単にセルフチェックすることができるので試してみましょう。

勃起できなくなる原因は、病気や生活習慣、ストレスなどいくつかの要因により発症してしまいます。
中には自覚症状がない場合もあるため、自分でも気づかない内に症状が悪化していくこともあります。

男性にとって勃起は健康状態を確認するバロメーターのようなものです。
血液の流れに左右される勃起不全には、思わぬ大病が潜んでいるかもしれません。

もし男性器に不調を感じたり満足のいく性行為ができなかったりする場合は、「こんな程度なら自然に改善するだろう」と思わずに、EDときちんと向き合ってみましょう。

参考文献

MSDマニュアル
日本新薬株式会社 EDケアサポート

ED治療薬

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